かかりつけ医によるCKD(慢性腎臓病)治療/紹介フロー
2025.05.20
大阪府内科医会では、新たな国民病とも呼ばれる慢性腎臓病(CKD)への対策の一環として、基幹病院の腎臓専門医との連携を強化するために、大阪慢性腎臓病対策協議会(OCKDI)の監修を受けて、「かかりつけ医によるCKD(慢性腎臓病)治療/紹介フロー」を作成しました。 本フローは、CKDの重症化を予防するための腎臓専門医への紹介のタイミング(例:eGFRや尿たんぱくの所見に基づく)紹介前にかかりつけ医で行うべき基本的管理(血圧・血糖・脂質の管理、食事指導など)、またかかりつけ医で開始可能な薬物治療といった、CKD診療における実務的な判断の支援を目的としています。 早期の発見・適切な紹介・多職種連携による継続的な管理により、CKDの進行を抑え、心血管イベントや透析導入のリスクを低減させることが可能となります。ぜひ、日常診療における参考資料としてご活用ください。